本記事は2026年9月11日時点の情報です。the SILKの利用規約第4版(2026年3月16日改定)および特定商取引法に基づく表記をもとに、退会・休会の手続きと注意点をまとめました。
「the SILKをやめたいけれど、いつまでに何をすればいいのかわからない」「解約金が発生するのか不安」——退会を考えるときに気になるのは、この2点ではないでしょうか。結論から言うと、通常の入会・退会について、最低契約期間や解約金の定めは公式サイト上に見当たりません。ただし「見当たらない」ことは「存在しない」ことの証明にはなりません。手続きの締切とあわせて、入会前・退会前に登録店舗で直接確認しておく必要があります。
結論:the SILK退会の基本ルール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 退会の締切 | 規約上は退会希望月の前月10日21:30まで(特商法表記では前々月10日までと記載があり、食い違いがあります。詳細は次章) |
| 手続き方法 | 登録店舗での来店手続きが必要。電話での問い合わせは不可 |
| 解約金の有無 | 利用規約・特定商取引法に基づく表記・料金ページに通常入会の解約金や最低契約期間の定めは見当たらない(定めが無いと確認できたわけではないため、契約前に登録店舗で要確認)。キャンペーン特典を利用して入会した場合は、特典ごとに継続条件が設定され、期間内の解約で解約金や差額精算が生じることがある |
| 休会の可否 | 可能。1回の届出で最大3ヶ月まで休会でき、休会手数料が別途かかる |
退会の締切と手続き|規約と特商法表記の食い違いに注意
the SILKの利用規約第15条1項では、退会は「本人が希望する退会月の前月10日の21時30分までに(10日が登録店舗休業日の場合はその前の営業日までに)、登録店舗にて指定の手続き」が必要と定められています。手続きができるのは本人、または本人から委任を受けた方のみです。
手続きが完了すると、希望した退会月の末日をもって退会となり、退会月までの月会費は全額の支払いが必要です。
一方で、the SILKの特定商取引法に基づく表記のページ(11.解約について)には「解約につきましては、退会希望月の前々月10日までに店頭にてご連絡ください」という異なる表記があります。当月末まで利用でき翌月から請求が停止する点、途中解約による日割り返金がない点は共通していますが、締切の基準が規約と特商法表記で1ヶ月ずれているのが実情です。
どちらが正しいかを断定することはできません。実務上は、より締切が早い前々月10日を基準に動き、余裕を持って登録店舗に確認するのが安全です。退会を考え始めたら、まず店舗スタッフに「いつまでに手続きが必要か」を直接確認することをおすすめします。
締切カレンダーの具体例
規約に基づく「前月10日21:30」ルールを、実際の月で当てはめると次のようになります。
| 退会したい月 | 規約上の手続き締切 |
|---|---|
| 1月末で退会したい場合 | 12月10日21:30まで |
| 4月末で退会したい場合 | 3月10日21:30まで |
| 12月末で退会したい場合 | 11月10日21:30まで |
※10日が登録店舗の休業日にあたる場合は、その前の営業日が締切となります。前章で触れた通り、特商法表記の基準(前々月10日)で動く場合は、上記よりさらに1ヶ月前倒しでの行動が必要です。いずれにしても、余裕を持ったスケジュールで登録店舗に確認するのが確実です。主要スタジオの解約条件の違いはマシンピラティスの解約・退会手続きまとめで比較できます。
解約金は発生する?キャンペーン特典の継続条件を正しく理解する
「the SILKは解約金が高い」という話を見かけることがありますが、公式の利用規約・特定商取引法に基づく表記・料金ページのいずれにも、通常の入会・退会に対する解約金や最低契約期間の定めは見当たりません。ただし、記載が見当たらないことは「解約金が存在しない」ことの証明にはなりません。利用規約第9条は入会金・月会費・事務手数料等の詳細を「別途に定める」としており、契約書面の側に条件が置かれている可能性を否定できないためです。
解約金や差額精算が発生し得るのは、キャンペーン特典を利用して入会した場合です。the SILKは過去に、月額料金の割引やパーソナルレッスンの追加といった期間限定の特典を実施しており、こうした特典には「一定期間の継続」が適用条件として設定されていました。条件を満たす前に解約した場合に、解約金の支払いや特典適用分の差額精算が求められる、という形です。
継続期間の長さや、条件を満たさなかった場合の取り扱いは、キャンペーンごとに設定されます。過去の特典の条件がそのまま次の特典に引き継がれるとは限らないため、ネットで見かけた金額をそのまま自分の契約に当てはめて判断するのは危険です。
判断の拠りどころになるのは、入会時に受け取った契約書面と、登録店舗の案内です。自分がどの特典で入会したのか/継続条件の期間はいつまでなのか/期間内に解約すると何が発生するのか——この3点を、契約書類を手元に置いたうえで登録店舗に確認してください。これから入会を検討している場合も、申し込み前に同じ3点を確認しておけば、あとから条件を知って困ることがなくなります。
退会ではなく休会という選択肢
「今は通えないけれど、完全にやめるかは決めていない」という場合は、休会という選択肢があります。利用規約第14条によれば、休会も退会と同じく希望する休会月の前月10日21時30分まで(定休日の場合は前営業日まで)に、本人または委任を受けた方が指定の手続きを行う必要があります。
休会は1回の届出手続きで最大3ヶ月間まで可能です。ここで注意したいのは、休会期間が経過すると、口座振替やクレジットカード決済による通常の会費支払いが自動的に再開される点です。うっかり忘れると「休会したつもりが通常の請求に戻っていた」ということになりかねません。休会中は休会手数料の支払いが必要ですが、具体的な金額は取得できた情報の範囲では明記されていないため、店舗で確認することをおすすめします。
休会を延長したい場合は、復会予定日が属する月の前月10日までに再手続きが必要です。また、手続きが完了しない場合は休会扱いにならず、利用がなくても通常の会費等が発生する点も、退会の場合と同様です。
なお、入会時に適用したキャンペーン期間中に休会を申し出た場合でも、キャンペーンの価格や期間が延長されることはありません(規約第8条3項)。休会をしても特典期間が伸びるわけではない、という点は覚えておきましょう。
やむを得ない事情がある場合|特別休退会
怪我や体調などやむを得ない事情がある場合、通常の休会・退会の手続きによらず、例外的に即時の休退会が認められることがあります。利用規約第16条では、次のようなケースが挙げられています。
- 全治1ヶ月以上の怪我および疾病(医師の診断書の提出が必要)
- 妊娠された方(原則として母子手帳の提出が必要。入手・提出が難しい場合は店舗へ相談可能とされています)
- インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、その他公衆衛生上利用を制限すべきと判断される感染症
- 運動に制限を要する美容施術を受けた場合
- 入会後に、規定の禁忌疾患に該当することが判明した場合
- その他、会社側が休退会が適切と判断した場合
これらに該当する場合の会費や返金の取り扱いは、別途定める規程によるとされており、取得できた情報の範囲では具体的な金額や算定方法までは明記されていません。該当しそうな事情がある場合は、診断書などの必要書類を確認したうえで、登録店舗に相談するのが確実です。
退会前に確認したいチェックリスト
退会の意思が固まったら、手続きに進む前に次の点を確認しておきましょう。
- 手続きが完了していないと会員資格は存続する:第15条3項により、手続きが完了しない限り、施設を利用していなくても通常の会費等が発生し続けます。「もう行かないから自然に退会になっている」ということはありません。
- 退会月までの月会費は全額支払い:日割りでの減額はなく、退会月分までの月会費を全額支払う必要があります。
- 再入会でキャンペーンを使えるかは、その時点の条件次第:過去に実施されたキャンペーンの注記では、退会された方も、退会後半年が経過していれば対象とされていました。同じ条件が今後も適用されるとは限らないため、再入会を考えるときは、その時点で実施されている特典の条件を登録店舗で確認しましょう。
やめたあとの3つの選択肢
the SILKをやめたあと、体を動かす習慣そのものをどうするかは人それぞれです。ここでは3つの方向性を紹介します。
①別のスタジオへ乗り換える
マシンピラティス自体は続けたいけれど、店舗やスタイルを変えたいという場合は、他のスタジオへの乗り換えも選択肢のひとつです。スタジオ選びで失敗しないためのポイントはマシンピラティスの選び方|初心者が失敗しないポイントで、料金相場の目安はマシンピラティスの料金相場|月額いくらかかる?で整理していますので、あわせて確認してみてください。具体的な候補としてはzen place pilatesやピラティスKなどがあり、店舗やプランは各社の公式サイトで確認できます。
②オンラインピラティスという選択肢
自宅で映像を見ながら取り組むオンライン形式のピラティスも近年広がっています。スタジオへの移動時間がかからず、自分のペースで続けやすい一方、マシンを使ったレッスンとは体の使い方の感覚が異なる場合があります。オンライン専業のサービスとしてはSOELUなどがあります。料金や内容は各サービスの公式サイトで確認してください。
③いったん完全に体を動かす習慣から離れる
無理に何かを続けようとせず、いったん完全に離れるという選択も間違いではありません。「またやりたくなったら再開すればいい」という気持ちで距離を置く人も多いです。ただし「完全にやめる」のか「一時的に離れるだけ」なのかによって、退会と休会のどちらを選ぶべきかは変わってきます。迷う場合や、やめる理由自体を整理したい場合はマシンピラティスをやめた理由|通い続けられなかった人の声も参考にしてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 電話で退会の手続きはできますか?
A. the SILKの特定商取引法に基づく表記では、電話でのお問い合わせは受け付けていないとされています。問い合わせはWebサイトのお問い合わせフォームから行い、退会手続き自体は登録店舗での来店対応となります。
Q2. 月会費の支払いが遅れるとどうなりますか?
A. 利用規約第19条2項により、毎月20日の決済日に月会費の支払いが確認できず、当月内に支払いがない場合、会員資格が停止されます。滞納は資格停止につながるため注意が必要です。
Q3. 退会後、またキャンペーンを使って入会し直せますか?
A. 過去に実施されたキャンペーンの注記では、退会された方も、退会後半年が経過していれば対象とされていました。ただし条件はキャンペーンごとに変わるため、入会し直すタイミングで実施されている特典の内容と条件を、登録店舗で確認してください。
Q4. 休会と退会、どちらを選べばいいですか?
A. 完全にやめる意思が固まっているなら退会、しばらく通えないだけで再開する可能性があるなら休会が選択肢になります。休会は最大3ヶ月で自動的に通常の会費支払いが再開される点に注意してください。
Q5. キャンペーン中に妊娠がわかりました。すぐにやめられますか?
A. 利用規約第16条の特別休退会の対象となる可能性があります。原則として母子手帳の提出が必要とされていますが、会費・返金の扱いは別規程によるため、登録店舗に相談することをおすすめします。
Q6. 規約と特商法表記で締切が違うのはなぜですか?
A. 現時点で取得できた情報では、規約第4版(2026年3月16日改定)は前月10日21:30まで、特商法表記のページは前々月10日までと記載されており、締切の基準が1ヶ月異なっています。原因は明らかではありませんが、安全のため早い方の基準(前々月10日)で動き、登録店舗に直接確認することをおすすめします。
この記事についての注意
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の契約トラブルに関する法的助言ではありません。実際の手続きや金額は、必ず登録店舗や公式サイトの最新情報でご確認ください。
なお、マシンピラティススタジオの契約は、特定商取引法上の「特定継続的役務提供」の対象7業種には該当しないため、いわゆるクーリングオフ制度の対象にはなりません。また、消費者契約法第9条では、契約解除に伴って事業者に生じる平均的な損害の額を超えるキャンセル料・違約金条項について、その超過部分が無効となりうるという考え方が一般論として存在します。
契約内容や解約条件をめぐって個別のトラブルが生じた場合は、消費者ホットライン「188」や、お住まいの地域の国民生活センター・消費生活センターに相談することができます。
